2025年3月6日 / 最終更新日時 : 2025年3月6日 kakkou 百年文庫を読む百年文庫51「星」アンデルセン ビョルンソン ラーゲルレーヴ 「ひとり者のナイトキャップ」アンデルセン 髙橋健二 訳 切れ、切れ、たきぎを! おや、おや、こしょうの番頭さん! ねるときゃ、ナイトキャップをかぶって、 あかりも自分でつけましょう! これは、こしょう番頭とナイトキャップ […]
2025年3月5日 / 最終更新日時 : 2025年3月5日 kakkou 百年文庫を読む百年文庫50「都」ギッシング H・Sホワイトヘッド ウォートン 「くすり指」ギッシング 小池 滋 訳 ローマで出会ったライトンとケリンの恋の物語です。 イギリス人のライトンはローマで療養中、ケリンはオーストラリアから郷里のアイルランドへ帰る途中でした。 最初、二人は互いに感情の表出を […]
2025年3月4日 / 最終更新日時 : 2025年3月4日 kakkou 百年文庫を読む百年文庫49「膳」矢田津世子 藤沢桓夫 上司小剣 「茶粥の記」矢田津世子 清子と姑(はは)の郷里は同じ秋田のようです。清子は良人(おっと)と姑との三人暮らしでしたが、良人が急性肺炎でなくなり、二人は遺骨と共に帰郷することになったのです。 良人は、雑誌に記事まで書くほど食 […]
2025年3月3日 / 最終更新日時 : 2025年3月3日 kakkou 百年文庫を読む百年文庫48「波」菊池 寛 八木義徳 シェンキェヴィチ 「俊寛」菊池 寛 平家打倒の陰謀に加担したとして、成経、康頼とともに鬼界ヶ島に流刑となった俊寛の物語です。 ある日、島に赦免の使者を乗せた船が到着しましたが、俊寛だけが赦免されず島に残されました。成経と康頼を乗せた船が島 […]
2025年3月2日 / 最終更新日時 : 2025年3月2日 kakkou 百年文庫を読む百年文庫47「群」オーウェル 武田麟太郎 モーム 「象を射つ」オーウェル 高畠文夫 訳 オーウェルが警察官として過ごしたビルマでの経験を書いたエッセイ。 「さかり」がついた飼い象が暴れて逃げ出しました。護身用に準備したライフルを持って像を探している「わたし」の後を何人か […]
2025年2月26日 / 最終更新日時 : 2025年2月26日 kakkou 百年文庫を読む百年文庫46「宵」樋口一葉 国木田独歩 森 鴎外 「十三夜」樋口一葉 お関は、原田という家格の違う家に嫁ぎましたが、夫の冷たい仕打ちに我慢できずに子供を残して実家に帰ってきました。 事の詳細が、お関と父母との会話から分かってきます。 父も母もお関に同情しましたが、父は熟 […]
2025年2月26日 / 最終更新日時 : 2025年2月26日 kakkou 百年文庫を読む百年文庫45「地」ヴェルガ キロガ 武田泰淳 「羊飼イエーリ」ヴェルガ 河島英昭 訳 羊飼イエーリは孤独な少年時代を過ごしましたが、自分の力で生き抜き純朴な若者に成長しました。 彼には、幼い頃に共に過ごした友達がいました。一人は隣人の娘マーラ。もう一人は別荘生活をし […]
2025年2月8日 / 最終更新日時 : 2025年2月8日 kakkou 百年文庫を読む百年文庫44「汝」吉屋信子 山本有三 石川達三 「もう一人の私」吉屋信子 祖父母の墓参りに行ったとき、墓誌に見付けた「夢幻秋露童女」という戒名。それは生まれて間もなく亡くなった双子の姉のものでした。それ以来主人公の心のどこかにいつも姉がいたのでしょう。 高校生となった […]
2025年2月6日 / 最終更新日時 : 2025年2月6日 kakkou 百年文庫を読む百年文庫43「家」フィリップ 坪田譲治 シュティフター 「帰宅」フィリップ 山田 稔 訳 仕事を探しに行くと言って出て行った酒飲みの男が4年ぶりに家に帰ってきました。妻は俯いて前掛けで顔を覆いました。三人の子供のうち下の二人は父親のことを覚えていませんが、13歳になる娘は彼を […]
2025年2月5日 / 最終更新日時 : 2025年2月5日 kakkou 百年文庫を読む百年文庫42「夢」ポルガー 三島由紀夫 ヘミングウェイ 「すみれの君」ポルガー 池内 紀 訳 「すみれの君」とはルドルフ伯爵の愛称です。 彼は湯水のように金を使い、女たちによくもて、連隊仲間にも人気がありました。しかし、トランプの借金により財政が悪化し一介の兵士になってしまっ […]