「目標」「課題」「目的」の意味の違いと使い方

-size: 14pt;”>問題にお答えください。

 

次の文の( a )( b )に入る言葉を選択肢から選んでください。

私には、3年後に海外旅行に行く計画があります。

そのために今年は100万円を貯めることを( a )にしました。

この( a )を達成するためには、無駄遣いしないことが( b )となります。

 

選択肢1『課題』

選択肢2『目標』

 

今回は、「目標」「課題」「目的」の意味の違いと使い方についてお伝えします。

まずは、問題の解説から。

はじめに、大辞林第三版で『課題』と『目標』の意味を調べてみました。

「目標」と「課題」の意味

「目標」の意味

① そこまで行こう、なしとげようとして設けた目当て。

「年内完成を目標にする」

「目標を掲げる」

② 射撃などの的。

「目標に命中する」

③ 目じるし。

「車上にて弗と目につきしは両替屋の目標なり/千山万水 乙羽」

類義の語に「目的」があるが、「目的」はその実現に向けて行為が行われる事柄(対象)の意を表す。

それに対して「目標」はそこまで到達しようと定めたところの意を表す。

(出典元:大辞林第三版)

「課題」の意味

① 仕事や勉強の問題や題目。

「休暇中の課題」

「課題を与える」

「課題図書」

② 解決しなければならない問題。

「当面の課題」

「緊急課題」

(出典元:大辞林第三版)

「目標」と「課題」と「目的」の違い

問題文「そのために今年は100万円を貯めることを( a )にしました。」「100万円を貯めること」は、

「目標」の意味「① そこまで行こう、なしとげようとして設けた目当て。」

に当たりますから、

正解は、選択肢2「目標」になります。

ここでは、海外旅行に行くことが「目的」になります。

その「目的」を達成するために、

今年は「100万円を貯めることを(目標)にしました。」ということになります。

そして、

「この(目標)を達成するためには、無駄遣いしないことが( b )にとなります。」は、

「課題」の意味「② 解決しなければならない問題。」

に当たりますから、

正解は、選択肢1「課題」になります。

「100万円を貯める」という「目標」を達成するために、「無駄遣いしないこと」を「課題」にした、ということです。

ここまでをまとめます。

  • 「目標」とは、「目的」を達成するために設定した「目当て」
  • 「課題」とは、「目標」を達成するために「解決しなければならない問題」

 

「目標」や「課題」を語るときには、常に「目的」という語がついてきます。

「目的」の意味

① 実現しよう、到達しようとして目指す事柄。

めあて。

「目的を達成する」

「目的をとげる」

「本来の目的にかなっていない」

(出典元:大辞林第三版)

「目的」とは

「目的」とは、「実現しよう、到達しようとして目指す事柄」のことを言います。

【例文1】

私は、医学部合格を目指しています。

そのために、偏差値75を目標にして受験勉強に取り組んでいます。

 

この例文で言えば、「医学部合格」が「目的」で、「偏差値75」が「目標」です。

また、医学部を目指す人の中には、もう少し遠い将来を目指して「目標」を設定している人もいるかもしれません。

例えば、

【例文2】

私は将来、難民キャンプで医師として働きたい。

そのために、医学部合格を目標にしている。

 

この場合は、「難民キャンプで医師として働きたい」が「目的」で、「医学部合格」が「目標」になります。

「目的」とは、「目指す事柄」です。

「医師として働く」「医学部に合格する」という事柄は、実現したい夢であり計画でもあります

「目標」とは

「目標」とは、「そこまで行こう、なしとげようとして設けた目当て」です。

【例文1】で言えば、「医学部合格」という「目的」を達成するために、「偏差値75をなしとげよう」ということを「目当て」にしたのです。

「目標」とは、「目的」を達成するために設定した「目当て」のことなのです。

「目標」の「標」には「目印の木」とか「標識」という意味があります。

山登りのときに、山頂に行くためのルートを示す道標(みちしるべ)が立っています。

ルートを分かりやすく示す道標があるから山頂にゴールすることができるのです。

人はその道標を「目標」にしてゴールを目指すので、道標には分かりやすく具体的な数字などが書かれています。

ここまでをまとめます。

「目的」とは、実現しよう、到達しようとして「目指す事柄」

 

「目標」と「課題」と「目的」の使い方

【目的】

医学部合格

【目標】

  • 偏差値75にする
  • センター試験で得点率90%にする

【課題】

  • 英語のリスニング
  • 地理、歴史

 

【目的】

難民キャンプで医師として働く

【目標】

  • 医学部に合格する
  • 英会話検定1級に合格する

【課題】

  • 偏差値75
  • センター試験で得点率90%

 

【目的】

三年後の海外旅行

【目標】

  • 1年目に100万円貯める
  • 2年目で200万円貯める

【課題】

  • 無駄遣いをなくす
  • 無遅刻無欠勤
  • 正確な業務の遂行

 

一つの「目的」を達成するために、いくつかの「目標」が設定されます。

そして、その「目標達成」に立ちはだかる「問題」を解決するための「課題」を設定するのです。

『目標』が達成されることによって、『目的』は変化していきます。

『目的』によって『目標』の設定が変わってきます。

一つの『目的』を達成するために、いくつかの『目標』が設定されます。

まとめ

「課題」「目標」「目的」の意味の違いと使い方についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか

今回のポイントをまとめます。

「目的」とは、実現しよう、到達しようとして「目指す事柄」

  • 「目的」は実現したい夢であり計画でもある。
  • 「目標」が達成されることによって、「目的」は変化していく。

「目標」とは、「目的」を達成するために設定した「目当て」

  • 「目標」は具体的に設定する。
  • 「目標」は複数あってもよい。

「課題」とは、「目標」を達成するために「解決しなければならない問題」

  • 「課題」は「目標達成」に立ちはだかる「問題」を解決するために設定する。
  • 「課題設定」なしに「目標達成」はない。

「目的」を達成するために、いくつかの「目標」が設定されます。

あなたが掲げた計画や構想は一つの「ゴール」です。

その「ゴール」が「目的」だとしたら、その「目的」を達成するための道標(みちしるべ)が「目標」です。

「目的」までの道のりの途中に「目標」があります。

あなたが描く計画を実現するために「目標」を掲げ、

その「目標達成」のための「課題」を一つ一つ解決していってください。

(Visited 1,273 times, 3 visits today)

Follow me!